コラム

高くなりすぎた木の剪定料金は?安くするコツや根本解決の方法、業者選びまで

「木が高くなりすぎたけど、ご近所さんの視線も気になるし、台風で倒れたらどうしよう」

「剪定だけで10万円!?これって普通なの」 

そのような悩みをお持ちではございませんか。

高くなりすぎた木は、放置すれば、越境トラブル倒木リスク害虫の発生など、さらなる悩みの種になりかねません。
ですが、高額な費用は大きな負担ですよね。

この記事を読めば、

  • あなたの木(高さ・状況)に合った剪定料金の適正相場
  • なぜ高額になるのか、その見積もりのカラクリ(内訳)
  • 費用を賢く抑える具体的な方法
  • そもそも剪定?それとも伐採将来を見据えた最適な選択肢(根本解決)
  • 悪徳業者に騙されない、信頼できる業者の見分け方

これら全てが分かり、納得して行動に移せるようになります。

弊社「北九緑土」は昭和58年創業。九州電力様をはじめ、公共や大手企業様からご依頼をいただくなど、北九州市で長年培ってきた高い技術力と豊富な実績が強みです。ご相談・お見積もりは無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

【確認】あなたの木は何m?高さ別に見る剪定料金の相場と基礎知識

剪定料金を知る第一歩は、対象となる木の「高さ」を知ることです。ご自宅の木の高さを目安に、一般的な料金相場と、知っておきたい料金体系の基本を確認しましょう。

意外と簡単!自宅の木の高さ、測り方の目安

正確な計測は難しいですが、建物と比較するとおおよその高さが分かります。業者に伝える際の参考にしてください。

木の高さ建物を基準にした目安
~3m1階の屋根・窓の上あたり
3m~5m2階の窓の下あたり
5m~7m2階の屋根・窓の上あたり
7m~2階建ての屋根を大きく超える高さ

【料金表】高くなるほどリスク増!高さ別・剪定料金の目安(単価制)

木の高さが上がるにつれて、作業の危険度が増し、特殊な技術や機材が必要になるため、料金は高くなる傾向にあります。

木の高さ料金相場(1本あたり)作業内容・難易度の目安
~3m3,000円~8,000円低い脚立で対応可能、比較的安全な作業
3m~5m8,000円~15,000円脚立・ハシゴが必要、やや注意が必要
5m~7m15,000円~30,000円高所作業の専門技術が必要、危険度が増す
7m~30,000円~ +特殊作業費等高所作業車やクレーンが必要な場合も。 非常に危険

※注意:上記はあくまで目安です。松などの手入れに時間がかかる樹種、枝葉の茂り具合、作業場所の状況(傾斜地、狭い場所など)によって料金は大きく変動します。

単価制と日当制(時給制):どっちがお得?見積もり時のチェックポイント

業者によって料金体系が異なります。それぞれの特徴を知り、ご自身の状況に合った方を選びましょう。

料金体系お得なケース
単価制
  • 依頼したい木が高木1~2本だけの場合
  • 作業内容が「剪定のみ」と明確な場合
日当制(時給制)
  • 剪定したい木が複数本ある場合(高木+中低木など)
  • 剪定以外の作業(草むしり、低木の刈り込みなど)もまとめてお願いしたい場合
  • 職人1人あたりの相場:15,000円~30,000円/日

チェックポイント: 見積もり依頼時に「単価制だといくら?」「日当制だとどうなりますか?」と両方のパターンで確認してみるのがおすすめです。総額だけでなく、作業内容と時間も考慮して比較しましょう。

【重要】見積もり10万円?高額になる原因と見積書の内訳例を解説

高木剪定が高額になる主な理由は「①安全対策費」「②重機使用料」「③ゴミ処分費」です。これらは安全確保と適正処理に必須のコストであり、相場より高く見えても「ぼったくり」とは限りません。なぜこれらの費用がかかるのか、見積書の内訳を分析しながら原因を徹底解説します。

【よくある事例】剪定見積書を比較分析

同じ「剪定」でも、木の状況が違えば料金は全く異なります。2つの見積書の内訳例で、その差を具体的に見てみましょう。

事例A:【標準ケース】5mシマトネリコ(庭の中央、足場良好)

作業
脚立で作業可能、通常の剪定、廃材処分費(軽トラック)
見積もり合計

40,000円(税別)

【内訳】

  • 基本剪定料(3-5m):15,000円
  • 高所危険作業費:なし
  • 重機使用料:なし
  • 枝葉処分費(軽トラ):15,000円
  • 諸経費(出張費等):10,000円

事例B:【高額ケース】7mケヤキ(家のすぐ横、電線あり)

作業
高所作業車を使用、太い幹も含む剪定(芯止め含む)、ゴミ2tトラック
見積もり合計

120,000円(税別)

【内訳】

  • 基本剪定料(5m超):25,000円
  • 高所危険作業費:15,000円
  • 高所作業車使用料:40,000円(レンタル・運搬・操作含む)
  • 枝葉・幹処分費(2t):30,000円
  • 諸経費(出張費等):10,000円

分析解説

  • 高さが2m違うだけで、料金が3倍も変わりました。その主な理由は「高所作業車使用料」と「ゴミ処分費」です。
  • 事例Bのように、安全に作業するための重機や、大量の枝葉を処分するためのトラックが必要になると、どうしても費用がかさんでしまいます。これは安全確保と廃棄物処理のための必要コストであり、一概に「ぼったくり」とは言えません。

高額になる原因①【安全第一】危険手当と安全対策費(高さ・場所のリスク)

5mを超える高所作業は、常に転落のリスクと隣り合わせです。熟練の技術と万全の安全対策が必要となるため、「高所作業費」や「危険手当」が加算されます。また、傾斜地や電線の近く、建物のすぐそばなど、作業環境が悪ければ悪いほど、リスクと手間が増え、料金も上がります。

高額になる原因②【必須コスト】重機(高所作業車・クレーン)のレンタル・運搬・操作費

7mを超えるような高木や人力では安全確保が難しい場所での作業には、高所作業車やクレーン車が不可欠です。 これらの重機は、レンタル料だけでなく、現場までの運搬費、資格を持ったオペレーターの人件費もかかります。これが数万円単位になるため、見積もり額を大きく押し上げる原因となります。安全のためには省略できないコストです。

高額になる原因③【見落としがち】「ゴミの量」で決まる枝葉・幹の処分費用

高木を剪定すると、想像以上に大量の枝葉が出ます。これを処分場まで運搬し、適切に処理するための費用がかかります。通常、軽トラック、2tトラックなど、使用するトラックのサイズ(=ゴミの量)に応じて料金が決まります。太い幹を処分する場合は、「産業廃棄物」扱いとなり、一般の枝葉よりも処分費用が高くなることがあります。見積もりに「処分費込み」かどうか必ず確認しましょう。

高額になる原因④【木の種類と状態】手間がかかる木の種類(樹種)と健康状態

木の種類によっても、剪定の手間は変わります。

手間がかかる樹種の例
  • 松:葉むしりなど、繊細な手作業が多く時間がかかる。
  • マキ:特有の樹形を維持するための技術が必要。
  • 竹:処分方法が特殊な場合がある。
健康状態
枝が異常に密集している、太いツルがびっしり絡まっている、病害虫が大量発生していて駆除も必要といった場合は、通常より作業時間と手間がかかるため、追加料金が発生することがあります。

高額になる原因⑤【基本経費】出張費・駐車場代・その他の経費

業者も事業として運営しているため、現場までのガソリン代や高速代(出張費)、現場に駐車スペースがない場合のコインパーキング代などが経費として計上されます。遠方の業者に依頼すると、出張費が高くなる可能性があります。

放置は危険!高くなりすぎた木が引き起こす深刻なリスク3選

高くなりすぎた木を放置すると、「①越境トラブル」「②倒木・枝折れ事故」「③病害虫の発生」といった深刻なリスクを引き起こします。特に倒木や枝折れは人身事故や家屋の損壊につながるため、見積もりが高額に感じても先延ばしにせず、早めに対処することが重要です。

リスク①【ご近所トラブル】隣家との関係悪化も|越境トラブルと損害賠償リスク

よくあるクレーム
「お宅の木の枝がうちに入ってきてるんだけど」「落ち葉が雨どいに詰まって困る!」
法的リスク
以前は隣家が勝手に切ることはできませんでしたが、民法改正(2023年4月施行)により、催促しても切らない場合など、一定の条件下で隣家が越境した枝を切れるようになりました。とはいえ、勝手に切られれば気分が良いものではありませんし、逆にこちらが切る際に隣家の敷地に入らざるを得ないことも。放置は関係悪化の元です。

(参考)三羽総合法律事務所:隣家の越境物による所有権侵害の法律相談

リスク②【命に関わる事故も】台風・強風による倒木・枝折れ

高木の危険性
高い木ほど風の影響を強く受け、幹や太い枝が折れたり、根元から倒れたりするリスクが高まります。
深刻な被害
  • 折れた枝が電線を直撃し、停電を引き起こす。(通信会社から伐採費用を請求される可能性もあります。)
  • 倒木や枝の落下が、通行人や駐車中の車、自宅や隣家の建物を直撃し、人身事故や物損事故につながる。

(参考)NTT西日本:電気通信設備保護のための樹木伐採・せん定に関するご協力のお願い

リスク③【庭全体がダメになる?】病害虫の巣窟化と日照不足

環境悪化
木が茂りすぎると、内部の風通しが悪くなり、病気にかかりやすくなったり、毛虫(チャドクガ等)、ハチ、カイガラムシといった害虫が大量発生する温床になったりします。
庭への影響
害虫が他の庭木や植物に広がったり、日当たりが悪くなって花が咲かなくなったり、芝生が枯れたりすることもあります。庭全体の環境が悪化してしまいます。

【節約】高木剪定の費用を抑える4つの秘訣

高木剪定の費用を抑える最も効果的かつ簡単な方法は「①最低3社の相見積もりを取る」ことです。さらに「②ゴミの自己処分」や「③閑散期(冬場)の依頼」を組み合わせれば、数万円単位での節約も可能です。すぐに実践できる具体的な節約術を解説します。

秘訣①【効果大】相見積もりで適正価格を見抜く|最低3社比較

これは最も重要かつ効果的な節約術です。1社だけの見積もりでは、その金額が高いのか安いのか、適正なのか判断できません。

なぜ必要か?
  • 業者間の価格競争により、より安い料金を引き出せる可能性がある。
  • 各社の提案内容(作業範囲、方法)を比較し、最適なプランを選べる。
  • 悪徳業者(不当に高額な請求をする業者)を見抜ける。
依頼時のコツ
  • 「〇mくらいの木を、△mくらいまで低くしたい」「ゴミ処分はお願いしたい(or 自分でする)」など、要望を具体的に、全社に同じ条件で伝える。
  • 可能であれば、木の写真を見せるとスムーズ。

比較のポイント

  • 総額だけでなく、作業内容の詳細(どこまで切るか、掃除はどこまでか)、追加料金の有無、保険・保証の内容、担当者の対応などを総合的に比較する。

秘訣②自分でできる?ゴミ処分費を節約する方法と注意点

見積もりの中で意外と大きな割合を占めるのが「ゴミ処分費」。もしご自身で対応可能であれば、大幅な節約につながる可能性があります。

方法1
自治体のクリーンセンターへ自己搬入(節約効果 大)
  • 多くの自治体では、家庭から出る剪定枝を受け入れています(有料の場合が多い)。
  • 事前に確認すべきこと:搬入可能な日時、料金、持ち込める枝の長さ・太さの制限、必要書類など。(自治体のHPや電話で確認)
  • 必要なもの:枝を運ぶための軽トラック(レンタカーや知人に借りるなど)や枝をまとめるロープ。
方法2
自治体のゴミ収集に出す(少量の場合)
  • 規定の長さに切り揃え、少量ずつなら通常の可燃ゴミや資源ゴミとして出せる場合もあります。ただし、大量の場合は不可なことがほとんどですので、自治体のルールを確認してください。

注意点

  • かなりの時間と労力がかかります(枝の切断、運搬、荷下ろし)。
  • 軽トラックなどの運搬手段が必要です。
  • 無理は禁物。体力的に厳しい場合や量が多すぎる場合は、業者に任せるのが賢明です。

秘訣③時期を選べばお得?閑散期 (冬場)の依頼のメリット・デメリット

業者の仕事が比較的少ない時期を狙うのも一つの手です。

メリット
  • 予約が取りやすい。
  • 業者によっては割引をしてくれたり、価格交渉に応じてもらえたりする可能性がある。
  • 落葉樹の場合、葉が落ちているため作業がしやすく、ゴミの量も減る。
デメリット
  • 常緑樹など、樹種によっては冬場の剪定が適さない場合がある。(業者に相談が必要)
  • 年末は大掃除シーズンで逆に混み合うこともあります。12月~2月あたりが狙い目にしましょう。

ポイント

  • 時期を選ぶメリットはありますが、それよりも放置するリスクの方が大きい場合は、時期に拘らず早めに依頼することが重要です。

秘訣④【裏ワザ】補助金・助成金制度が使えるケースも?

可能性は高くありませんが、自治体によっては、倒木の危険性が高い「危険木」の伐採や、緑化推進に関する補助金・助成金制度が存在する場合があります。

確認方法
  • お住まいの自治体のホームページで「危険木 伐採 補助金」「生垣 助成金」などのキーワードで検索してみる。または、役所の担当課(公園緑地課、環境課など)に問い合わせてみる。

注意点

  • あくまで「伐採」が対象であることが多く、「剪定」は対象外となるケースがほとんどです。また、申請条件(木の状況、場所、申請機関など)が細かく定められています。過度な期待はせず、「もし使えたらラッキー」程度に考えておきましょう。

【タイプ別比較】高木剪定は結局どこに頼むのが正解?

5mを超えるような高木剪定は、安全と技術力を最優先し「③植木屋・造園・伐採業者」へ依頼するのが正解です。料金が安い「①便利屋・何でも屋」は、高所作業を断るか、万が一の事故の際に保険が適用されないリスクがあります。各依頼先の特徴を比較し、なぜ業者が最適なのかを解説します。

あなたの状況に合うのは?依頼先4タイプの特徴と選び方 比較表

業者タイプ料金相場高木対応
(5m以上)
専門技術安全性
(保険)
手軽さこんな人におすすめ
①便利屋・
何でも屋

比較的安価

要確認

差が大きい

要確認

手軽
費用を抑えたいが、業者選びの目利きに自信があり、
万が一のリスクも許容できる人。
②ホームセンター等
(取次)

中間

対応可が多い

質次第

比較的安心

手軽
窓口のブランド力に安心感を求める人。
ただし、実際の作業は下請け業者。
③植木屋・造園・
伐採業者
×
比較的高額

得意分野

高い

完備

手間
5m以上の高木、難作業、
安全・仕上がり・確実性を最重視する人。(強く推奨)

【重要】なぜ高木は業者(植木屋・伐採業者)一択なのか?

便利屋・何でも屋は、安全上の理由から高木剪定を断るケースがほとんどです。また、対応できたとしても、専門的な高所作業の技術安全装備万が一の事故に備える損害賠償保険が不十分な場合があります。

伐採業者などは、高所作業に関する特別な教育を受け、専用の機材(高所作業車、ロープワーク技術など)を駆使し、損害賠償保険に加入して作業に臨みます。

料金が高くなるのは、それだけ安全と専門技術にコストをかけているからです。7mを超えるような高木や、家のすぐそば・電線近くなどの危険な作業は、迷わず業者にご依頼ください。 それが、結果的に最も安全で確実な方法です。

剪定よりも伐採が最適解?将来的なコストを踏まえた根本解決の選択肢

将来的なコストと管理の手間をゼロにするなら「伐採」、木を残したいなら「芯止め剪定+定期メンテナンス」が選択肢となります。高額な剪定を繰り返さないためにも、「木への愛着」「今後のコスト負担」「倒木リスク」の3点を基準に、長期的な方針を決定することが重要です。

フローチャートで診断|剪定 vs 伐採 あなたの最適解は?

いくつかの質問に答えるだけで、あなたにとってどちらの選択がより合っているかの目安が分かります。

Q1. その木に愛着がありますか?シンボルツリーとして残したいですか?
  • YES → Q2へ
  • NO → 伐採を推奨します。将来的なコストを踏まえて検討しましょう。
Q2. 木の健康状態は良好ですか?(枯れ枝が多い、幹が空洞、病害虫がひどい等はないか)
  • YES → Q3へ
  • NO → 伐採を推奨します。弱った高木は倒木リスクが高いです。
Q3. 越境、日照阻害、落ち葉など、実害は深刻ですか? 剪定で解決できそうですか?
  • YES → 剪定を推奨します。
  • NO(剪定しても解決困難 / そもそも邪魔) → 伐採を推奨します。

選択肢①:「剪定」(芯止め+継続メンテナンス)

木を残したい場合の選択肢です。ただし、高くなりすぎた木の場合は、単に枝を切るだけでなく、高さを抑えるための「芯止め」という作業が必要になることが多いです。

メリット
  • 大切な木、思い出の木を残せる。
  • 庭の景観や緑陰を維持できる。
デメリット
  • 定期的な剪定(メンテナンス)が将来にわたって必要になる。
  • 「芯止め」によって、元の自然な樹形とは異なる形になる場合があったり、剪定費用が高額になる可能性が高い。

解説:「芯止め」とは?高さを抑えるための最終手段

  • 木のてっぺんの主幹(最も太い幹)を途中で切り詰めることで、それ以上高く伸びるのを抑制する剪定の一種です。
  • 注意: 芯止めは木の健康を考えると最終手段です。行う場合は、知識と技術のある業者に必ず依頼しましょう。

選択肢②:「伐採・抜根」で根本的に問題を解決する

今後の管理の手間やコスト、リスクを考え、木を根本からなくす選択肢です。伐採・抜根は状況によっては、最も合理的で安全な方法だと考えています。

メリット
  • 将来的な剪定の手間とコストが完全にゼロになる。
  • 倒木、越境、落ち葉、害虫などのリスクやトラブルから解放される。
  • 日当たりが良くなり、庭を別の用途(家庭菜園、駐車場など)に活用できる。
デメリット
  • シンボルツリーなど、愛着のある木がなくなってしまう
  • 伐採・抜根の初期費用が剪定よりも高額になる場合がある。(特に抜根まで行う場合)
  • 庭の景観が変わる。緑陰がなくなる。

【伐採・抜根費用の相場】

項目内容・詳細
伐採費用剪定と同様に「高さ」「幹の太さ」「重機使用の有無」「作業環境」で大きく変動します。
(剪定より危険度が増す場合、高額になることもあります)
抜根(根の除去)費用伐採とは別の作業です。
重機(パワーショベルなど)が必要になることが多く、数万円~の追加費用がかかります。
見積もり時のポイント 以下の2点を必ず確認する必要があります。
  1. 抜根まで必要か
  2. 処分費は込みか

どんな場合に伐採が推奨されるか?

  • 木が病気にかかっている、枯れている、大きく傾いているなど、倒木リスクが高い場合。(最優先で検討すべき)
  • 管理負担(落ち葉掃除、今後の剪定費用)が非常に大きいと感じている場合。
  • 日当たりが悪く、庭の環境改善を強く望む場合。
  • その場所に駐車場を作りたいなど、土地活用の計画がある場合。

【チェックリスト】悪徳業者に注意!業者選びを失敗しない方法

優良な業者を見抜くには、契約前に「①詳細な見積書(一式表記でないか)」「②高木作業の実績」「③損害賠償責任保険の加入有無」の3点を必ず確認してください。特に保険の確認を怠ると、万が一の物損事故の際に泣き寝入りになる危険があります。悪徳業者を回避する具体的なチェックリストを解説します。

契約前に必ず確認!後悔しないための6つのポイント

このリストを使って、見積もり時や問い合わせ時にしっかりチェックしましょう。一つでも「?」が付く場合は要注意です。

□ 見積書の内訳は詳細か?(「一式」表記に注意!)

作業内容(剪定、伐採、抜根)、単価、数量、諸経費などが具体的に記載されていますか? 「一式」が多い見積もりは、後で「これは含まれていない」と言われるリスクがあります。

□ 追加料金の可能性と条件の説明はあったか?

「作業中に予期せぬ事態が発生した場合、追加料金はかかりますか?」「その場合、いくらくらいですか?」と事前に確認しましょう。説明が曖昧な業者は避けましょう。

□ 高木剪定・伐採の実績は豊富か?(HPで施工事例を確認)

作業実績(写真付きだと尚良い)がホームページ等で確認できますか? 

□ 損害賠償責任保険に加入しているか?(証書コピーの提示依頼も有効)

最重要項目の一つです。「万が一、作業中に家や車を傷つけたら保険で対応できますか?」と必ず確認しましょう。口頭だけでなく、保険証書のコピーを見せてもらうのが確実です。

□ あなたの要望を丁寧にヒアリングしてくれたか?

「どのくらいの高さにしたい」「この枝は残したい」といった要望を、一方的に否定せず、親身になって聞いてくれましたか?

□ 作業内容やリスクについて分かりやすい説明があったか?

  • 専門用語ばかりでなく、素人にも理解できるように、作業の手順や伴うリスク、木への影響などを丁寧に説明してくれましたか?

【要注意】よくある悪徳業者の手口と対処法

少しでも「おかしいな」と感じたら、すぐに契約せず、冷静に対処しましょう。

手口①
異常に安い(または高い)見積もり
相場からかけ離れた金額には裏があります。安すぎる場合は、後で高額な追加請求をされたり、不法投棄されたりするリスクがあり、高すぎる場合はぼったくりの可能性があります。
手口②
「今契約すれば大幅割引!」と契約を急がす
「キャンペーンは今日までです!」などと、考える時間を与えずに契約を迫るのは典型的な手口。優良業者は比較検討する時間をくれます。
手口③
不要な作業(消毒、土壌改良など)を強引に勧めてくる
見積もりにない作業を「これもやっておいた方がいい」と次々に追加しようとする。本当に必要か、冷静に判断しましょう。
手口④
質問に対する回答が曖昧、または威圧的
料金の内訳や作業内容について質問しても、はぐらかしたり、専門用語で煙に巻こうとしたりする。

対処法

  • その場で絶対に契約しない。「家族と相談します」「他社の見積もりも見てから決めます」と伝え、一旦保留する。
  • 複数の見積もりを必ず取る。
  • 納得いくまで質問し、曖昧な点があれば契約しない。
  • 少しでも不安を感じたら、消費者センターなどに相談する。(電話番号:188)

(参考)消費者庁:消費者ホットライン188

【Q&A】高くなりすぎた木の剪定・伐採、よくある疑問を業者が解決!

最後に、高くなりすぎた木の剪定や伐採に関して、お客様からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。

剪定や伐採に最適な時期はありますか?
木の種類にもよりますが、一般的に木の活動が穏やかな冬(12月~2月)が、木への負担が少なく、作業もしやすい時期とされています。ただし、放置して危険な状態であれば、時期に関わらず早急な対処が必要です。夏場でも、剪定や枯れ枝の除去などは可能です。まずは業者にご相談ください。
作業時間はどれくらいかかりますか?
木の高さ、太さ、枝葉の量、作業環境(重機使用の有無など)、作業内容(剪定か伐採か、抜根まで行うか)によって大きく異なります。目安として、5m~7m程度の木の剪定でも半日~1日、7mを超える高木の伐採や重機を使用する作業では1日以上かかることもあります。正確な時間は、現地調査後の見積もり時に確認しましょう。
隣の家の木が、うちの敷地に越境してきている場合はどうすればいいですか?
まずは隣家の方に、枝が越境している旨を丁寧に伝え、剪定をお願いするのが基本です。絶対に無断で切ってはいけません。民法改正により、催促しても切ってもらえない場合など、一定条件下では自分で切れるようになりましたが、トラブル回避のためにも、まずは話し合いが重要です。それでも解決しない場合は、弁護士など専門家への相談も検討しましょう。
剪定と伐採、どちらが良いか決められません…
それが一番悩ましい点ですよね。「木への愛着」「管理の手間・コスト」「安全性(倒木リスクなど)」の3つのバランスで考えるのが良いでしょう。先ほどご紹介したフローチャートも参考にしつつ、それでも迷われる場合は、ぜひ業者に相談してみてください。業者の視点から、それぞれのメリット・デメリット、将来的な影響などを具体的に説明し、お客様にとって最善の選択ができるようアドバイスをくれるはずです。

まとめ:高くなりすぎた木は「料金の納得感」と「安全」がポイント

この記事では、高くなりすぎた木の剪定料金について、相場から高額になる理由、費用を抑えるコツ、そして将来を見据えた「剪定」「伐採」の判断基準、失敗しない業者選びまで、詳しく解説してきました。

最後に、大切なポイントをまとめます。

  • 高くなりすぎた木(特に5m以上)の剪定・伐採は危険が伴うため、必ず業者に依頼する。
  • 料金は「高さ+危険度(作業環境)+ゴミの量」で決まる。高額になるのには安全確保などの理由がある。
  • 見積もりは内訳を必ず確認!特に「重機代」「ゴミ処分費」が高額化の要因。
  • 相見積もりは必須。ゴミ自己処分閑散期(12月~2月)の依頼で費用は抑えられる可能性がある。
  • 依頼先は安全性と確実性を最優先するなら業者(植木屋・造園・伐採業者)が最も安心。
  • 将来的なコストと手間も考え、「剪定を続ける(芯止め+定期メンテナンス)」か「伐採して根本解決」かを判断する。
  • 業者選びは見積もりの明確さ、実績、保険加入、丁寧な対応をチェックリストで確認!

高額な見積もりに驚かれたかもしれませんが、この記事をとおして、その理由や対処法が見えてきたのではないでしょうか。高くなりすぎた木を放置することが一番のリスクです。

まずは勇気を出して、信頼できる業者無料の現地調査と見積もりを依頼することから始めてみませんか? 業者に相談することで、あなたの木の状況に合わせた最適な解決策と、納得のいく費用が見つかるはずです。

北九州市および近郊で、高くなりすぎた木の伐採にお悩みなら、弊社「北九緑土」にお任せください。昭和58年創業、九州電力様からも信頼される豊富な実績と高い技術力で、難易度の高い特殊伐採にも対応可能です。

お客様のご要望を丁寧にお伺いし、長期的な視点も踏まえて最適なプランをご提案いたします。

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