コラム
北九州の伐採・特殊伐採・造園
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コラム

「大きくなりすぎて自分ではどうしようもなくなった庭の木、ご近所の目が気になる。」
「もし台風で倒れたらどうしよう…」
そんな不安をお持ちではありませんか?
長年、成長を見守ってきた大切な庭の木だからこそ、伐採を決断するのは心苦しいものですよね。
場合によっては、木を根元から切る「伐採」ではなく、枝を整えて木を小さくする「剪定」で解決できるケースもあります。
ですが、いざ業者を探し始めても「どこに頼めばいいの?」「費用はいくらかかるの?」「もし悪徳業者に騙されたら…」と迷ってしまい、問い合わせるのが億劫になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事を読めば、適正な費用相場から信頼できる伐採業者の見分け方まで業者選びに必要な知識が身につき、安心して任せられるパートナー(伐採業者)を見つけられるはずです。
弊社「北九緑土」は昭和58年創業。九州電力様をはじめ、公共や大手企業様からご依頼をいただくなど、北九州市で長年培ってきた高い技術力と豊富な実績が強みです。ご相談・お見積もりは無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。
目次

安易な自己判断での伐採は、重大な事故や近隣トラブルに繋がりかねないため、専門のプロに依頼することが最も安全で確実な選択です。 知識や技術がないままの作業には、高所からの転落や予期せぬ倒木、周辺の建築物の破壊といった大きなリスクが伴うためです。
「いつかは切らないと」と思いながらも、つい見て見ぬふりをしているその木が、ご家族やご近所に深刻な被害を及ぼす可能性があります。
落ち葉が隣家の雨どいを詰まらせたり、伸びた枝が敷地に入り込んだりすると、良好だったご近所関係に亀裂が入ることも。民法(第233条)でも定められている問題です。
地上だけでなく、地下でも木の成長は続いています。たくましく伸びた根が家の基礎や水道管を持ち上げてしまったり、伸びた枝が強風で揺れて外壁やカーポートを傷つけたりするケースは少なくありません。
台風や大雪の際に木が倒れ、自宅だけでなく隣家を損壊させたり、通行人や車に被害を与えたりすれば、多額の損害賠償問題に発展する恐れがあります。特に、枯れた木や傾いた木は、見た目以上に危険な状態です。
木が生い茂ると風通しが悪くなり、毛虫やハチなど害虫の温床になります。害虫が原因で葉を食べられ、最悪木が枯れてしまうことがあるだけでなく、お子様やペットが刺されるといった健康被害が発生することもあります。
「少しでも費用を抑えたい」そのお気持ちはよく分かります。ですが、安易なDIY作業は、節約できる費用とは比べ物にならないほど大きな代償を払う可能性があります。
慣れない脚立作業での転落やチェーンソーでの負傷事故は後を絶ちません。「これくらいなら」という油断が、取り返しのつかない事態を招きます。
過去には、消費者庁に、庭木の剪定中などの際に脚立・はしごからの転落による死亡事故も複数報告されています。このように、伐採だけでなく、高所での剪定作業にも大きな危険が伴います。
参考:脚立・はしごからの転落に注意!~庭木の剪定、屋根修理で、死亡事故の危険も~
木の重心を見極め、安全な方向に倒す「伐倒」は、プロの技術です。計算を誤ると、自宅や隣家、駐車している車などを直撃し、結果、高額な修理費がかかることになります。
安全に作業するには、チェーンソーだけでなく、ヘルメット、防護メガネ、安全帯、はしごなど、多くの専門道具が必要です。場合によっては、根っこを掘り起こすためのパワーショベルや、切った木を運ぶためのトラックなどもレンタルする必要があるかもしれません。
一度きりの作業のためにこれらを揃えると、業者に依頼するよりも高くついてしまうことも珍しくありません。

伐採費用は、基本となる「木の高さ」に加え、「抜根の有無」や「幹の太さ」「重機の使用」など現場の状況によって決まります。 これらの要素がどのように費用に反映されるかを知ることで、見積もり内容を正しく理解し、納得して依頼することができます。
伐採費用は、主に「木の高さ」を基準に算出されます。
まずは、ご自宅の木がどれに当てはまるか、大まかな目安を確認してみましょう。
| 木の高さ | 費用相場(1本あたり) | 高さの目安 |
|---|---|---|
| ~3m | 25,000円~ | 1階の屋根くらい |
| 3m~5m | 45,000円~ | 2階の窓くらい |
| 5m~7m | 65,000円~ | 2階の屋根くらい |
| 7m以上 | 要相談 | 3階建て以上 |
※上記はあくまで基本的な作業費の目安です。住宅街での作業や重機を使用する場合には費用が高くなる傾向にあります。
※伐採した木の処分費が別途かかる場合があります。
同じ高さの木でも、状況によって費用が大きく変わることがあります。「なぜこんなに高いの?」と驚かないためにも、価格が変動する要因を事前に知っておきましょう。
「抜根」とは、木の根っこを掘り起こして完全に取り除く作業です。伐採(幹を切る)とは別の重労働となるため、追加費用がかかる可能性があります。切り株をどうしたいか、事前に考えて内容を伝えておきましょう。
幹が太い木は、切断に時間がかかり、処分する廃材の量も増えるため、費用が加算されるのが一般的です。
クレーン車や高所作業車が必要な現場では、重機のレンタル・運搬費用が追加されます。道が狭くて重機が入れない場合は、人力での作業となり、かえって作業費が高くなることもあります。
「家のすぐ横」「電線が近い」「急な斜面に生えている」など、作業に危険が伴う「特殊伐採」に該当する場合は、より高度な技術と慎重な作業が求められるため、費用は高くなります。弊社は、こうした難易度の高い特殊伐採を得意としています。
伐採した幹や枝葉の処分費用です。「見積もりに含まれているか」を必ず確認しましょう。トラック何台分になるかで費用が変わるため、大きな木ほど高額になります。
「少しでも費用を抑えたい」という方のために、賢い節約術をご紹介します。
これは最も重要です。1社だけの見積もりでは、その金額が適正か判断できません。必ず2〜3社から見積もりを取り、費用と内容を比較しましょう。
木の周りの植木鉢や物置などを事前に移動させておくと、業者の作業がスムーズに進み、作業時間の短縮(=人件費の削減)に繋がる可能性があります。

高木や危険な場所の伐採は「伐採業者」、手軽な伐採や他の作業も頼みたいなら「便利屋」というように、木の状況とご自身の要望に合わせて依頼先を選ぶことが重要です。 それぞれの業者の特徴を知ることで、最適な依頼先を判断できます。
まずは、あなたの状況に一番近いのはどのタイプか、簡単なチャートで確認してみましょう。
それぞれの業者の特徴を一覧表にまとめました。ご自身の希望と照らし合わせてください。
| 業者タイプ | 費用 | 専門性 技術力 | 対応範囲 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|---|
| 【A】伐採業者 | △ | ◎ | 庭全般 | 高木や難易度の高い作業、品質を求める人。 最も安全で確実な選択肢。 |
| 【B】便利屋 | 〇 | △ | 様々 | 簡単な伐採や他の用事もまとめて頼みたい人。 ただし高木伐採は断られることも。 |

優良な業者を選ぶには、詳細な見積書を提示し、損害賠償保険に加入していることが最低条件です。 さらに、問い合わせへの対応の質や施工実績を確認することで、高額請求や作業トラブルといった失敗を未然に防ぐことができます。
優良な業者の見積書は、誰が見ても分かりやすいのが特徴です。
どんなに腕の良い伐採業者でも、事故のリスクはゼロではありません。万が一、作業中に建物を傷つけたり、隣家に損害を与えたりした場合のために、業者が損害賠償保険に加入しているかは必須の確認項目です。
ホームページは、その会社の顔とも言えます。豊富な施工実績(特に自分と似たケースの写真)が掲載されていれば、経験の多さが分かり安心です。
また、代表者の「仕事への想い」が語られている会社は、責任感を持って仕事に取り組んでいる証拠と言えるでしょう。
最初の電話やメールの対応は、その会社の体質を映す鏡です。
「少し対応が雑だな」と感じたら、その直感は当たっていることが多いものです。
伐採作業は、労働安全衛生法(第59条第3項)によって安全基準が定められた専門的な作業です。例えば、法律で義務付けられている「チェーンソーによる伐木等特別教育」を修了していることは、安全管理の基本であり、法令を遵守している信頼できる業者であることの証しと言えます。
「今決めてくれたら特別に〇万円値引きしますよ!」などと、契約を急かす業者には要注意です。これは、他社と比較されたくない悪徳業者の典型的な手口です。冷静に検討する時間を与えず、高額な契約を結ばせようとしている可能性があります。優良な業者は、お客様がじっくり考える時間を尊重します。
【参考サイト】 消費者庁:「消費者ホットライン」188
インターネットの口コミを参考にする際は、良い評価だけでなく、悪い評価にこそ注目してください。

伐採依頼は、「複数業者への相見積もり」から始めることで、その後の現地調査から契約、作業完了までをスムーズに進めることができます。 この5つのステップを踏むことで、初めての方でも安心して業者に依頼することが可能です。
まずは、自宅のエリアに対応している伐採業者を探すところからです。インターネットで「伐採業者 (お住まいの地域名)」と検索し、気になる業者をいくつかリストアップします。この段階では1社に決め打ちせず、必ず2〜3社を比較検討するのが失敗しないための鉄則です。
全国展開の業者も安心感がありますが、ぜひ候補の1社には地域密着で活動している地元の業者を入れてみてください。出張費が安く済んだり、地域の特性を熟知していたりと、多くのメリットが期待できます。
候補の業者に絞り込んだら、電話やホームページの問い合わせフォームから連絡を取り、「木の伐採を検討しているので、見積もりのための現地調査をお願いします」と伝えましょう。ほとんどの場合、無料で現地調査に来てくれます。
問い合わせの際に、以下の情報をまとめて伝えると、その後のやり取りが非常にスムーズになります。
業者が現地調査に来る日は、できる限りご自身で立ち会いましょう。ここは、あなたが業者を直接見極める絶好のチャンスです。見積額の根拠を直接聞けるだけでなく、担当者の人柄や説明の丁寧さなど、書類だけでは分からない部分を確認できます。
見積金額だけで判断せず、「この人になら安心して任せられるか」という視点を持ちましょう。「こちらの不安や要望を親身になって聞いてくれるか」「専門用語を使わず分かりやすく説明してくれるか」など、誠実な対応をしてくれるかどうかが重要です。
2〜3社から見積書が出揃ったら、総額だけでなく、作業範囲や内訳をじっくり比較検討します。依頼する業者を決めたら、正式に契約を結び、作業日を決定します。疑問点があれば、必ず契約前にすべて解消しておきましょう。
「言った言わない」トラブルを回避するため、契約は必ず書面(契約書や作業請書など)で行いましょう。支払い総額、作業範囲、追加費用の規定などが明記されているか確認してください。
作業の「開始時」と「終了時」には、できるだけ立ち会うことをおすすめします。作業が完了したら、すぐに支払う前に、必ず業者と一緒に仕上がりを確認します。契約どおりに作業が完了しているか、家に傷がついていないかなどを隅々までチェックし、問題がなければ費用を支払って完了です。
契約どおりの高さで切られているか、枝葉や木くずはきれいに清掃されているかなどをしっかり確認しましょう。最後に、職人さんへ感謝の気持ちを伝えることも忘れずに。良い関係を築ければ、今後、また庭のことで困った際に頼れる存在になります。
「1本だけでも頼めるのかな?」「当日はずっと家にいないといけない?」など、いざ依頼するとなると、様々な疑問が浮かんでくるものです。ここでは、お客様からよくいただくご質問にお答えしますので、ご依頼前の不安解消にお役立てください。
信頼できる伐採業者を選ぶには、「複数社から相見積もりを取ること」「詳細な見積書を提出してくれること」が最も重要です。 これまで解説してきたポイントを振り返り、安心して任せられる業者を見つけましょう。
最後に、優良業者を見つけるための最も重要なポイントを振り返ります。
まずは勇気を出して、気になる業者に連絡し、現地調査を依頼することから始めてみましょう。この記事が、あなたの不安を解消し、安全で快適なお庭を取り戻すための一助となれば幸いです。
弊社「北九緑土」は、昭和58年の創業以来、北九州市に根ざし、数えきれないほどの伐採業務を行ってまいりました。九州電力をはじめとする公共施設や大手企業様、神社仏閣といった難易度の高い「特殊伐採」のご依頼を多数いただいているのが、弊社の技術力と信頼の証です。
お客様一人ひとりの不安に寄り添い、安全・安心を第一に、ご満足いただける伐採作業をお約束します。北九州市やその周辺地域で伐採をご検討の際は、ぜひ弊社までお気軽にご相談ください。