コラム
北九州の伐採・特殊伐採・造園
093-961-2696
コラム

「庭の木が2階の屋根を超えてしまい、ご近所にご迷惑をかけていないか心配…」
「自分で切りたいけれど、梯子から落ちそうで怖い。でも業者に頼むと高そうだし…」
そんなお悩みをお持ちではありませんか?
長年放置してしまった高い木を自分で処理する方法は、根元から切る「伐採」だけでなく、木の高さを下げる「芯止め」という選択肢もあります。ですが、高所作業は常に命に関わる危険が伴い、毎年多くの落下事故が起きているのも事実です。
本記事では、昭和58年創業、九州電力様の保安伐採も請け負う「北九緑土」が、業者の視点から「自分で安全に切れる限界ライン」と「具体的な手順・道具」、そして「業者に任せるべき危険なケース」などを徹底解説します。
道具を揃えてから「やっぱり無理だった」と後悔する前に、まずはこの記事で「あなたにとって最適な方法(DIYか、業者への依頼か)」をご確認ください。
弊社は、難所の特殊伐採や公共・大手企業様からのご依頼を数多く手掛けてきた「伐採のプロフェッショナル」です。北九州エリアで「この木、自分で切れるかな?」「業者に頼んだらいくら?」とお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
目次

「自分で伐採して費用を抑えたい」というお気持ちは理解できます。ですが、業者として最初にお伝えしなければならないのは、「素人が作業できる足元の高さの限界」です。このラインを超えての作業は、単なるDIYではなく「命がけの行為」となります。
自分で安全に作業できる高さの目安は「2m」までです。これは、一般的な脚立(6尺〜7尺)を使って、無理なく足を乗せて作業できる高さを指します。
なぜ2mなのか、それには法的な背景と物理的なリスクの両面からも理由があります。
労働安全衛生規則では、「高さ2m以上」の場所での作業を「高所作業」と定義しており、事業者は作業床の設置や安全帯(墜落制止用器具)の使用など、厳格な安全対策を講じることが義務付けられています。
業者でさえ2mを超えると特別な装備が必要になるのですから、安全装備の乏しい一般の方が脚立に登って2mを超える高さで作業することがいかに危険か、お分かりいただけるかと思います。
(参考)e-Gov法令検索:労働安全衛生規則「たかが2m」と思われるかもしれませんが、2mの高さからコンクリートや固い地面に落下した場合、骨折などの重傷を負う可能性は高く、打ち所が悪ければ死に至ることもあります。特に、慣れないチェーンソーやノコギリを持ってバランスを崩した際の落下は、刃物による二次被害も招きかねません。
足元が2mを超える場所での作業、あるいは見上げた時に恐怖を感じる高さの木は、迷わず業者に相談すべきです。
足元の高さだけでなく、木の「太さ(直径)」もDIYの可否を決める重要な要素です。目安として、直径20cm(大人の太もも程度)を超える木は、自力での伐採をおすすめしません。
「挟まり」事故 太い生木は水分を含んでおり、非常に重たいです。ノコギリで切っている最中に木の重みで切り口が閉じ、ノコギリの刃が挟まって抜けなくなるトラブルが発生することがあります。高い場所でこの状態になると、身動きが取れずに動揺し、転落する危険があります。
直径20cm、高さ3m程度の木でも、その重量は数十キロ〜100キロ近くになります。倒れる方向を少しでも間違えれば、フェンスを破壊したり、自分自身が下敷きになったりする危険な重量です。
高さだけでなく、木の「太さ」や「生えている場所」も重要な判断基準です。以下の条件に一つでも当てはまる場合は、DIYでの伐採は諦め、専門業者に依頼することを強く推奨します。
幹が太いと、人力のノコギリで切り落とすには相当な体力と時間を要します。切っている途中でノコギリの刃が木の重みで挟まり、抜けなくなるトラブルも多発します。また、倒れる際の重量も凄まじく、コントロールが難しくなります。
木が最初から家や塀の方へ傾いて生えている場合、そのまま切れば当然、家に向かって倒れます。これを逆方向へ倒すには、ロープや滑車(チルホール)を使った専門的な牽引技術が必要です。
枝が電線に触れている、あるいは倒れた際に電線に接触する恐れがある場合は、絶対に自分で切ってはいけません。感電事故のリスクだけでなく、送電を止めてしまった場合の損害賠償リスクも発生します。
脚立を安定して置けない場所での作業は論外です。業者はロープクライミングなどの技術で体を確保しますが、一般の方には難易度が高すぎます。

「高くなりすぎた木をどうにかしたい」という悩みに対する解決策は、実は「伐採」だけではありません。状況によっては、「芯止め」という選択肢もあります。それぞれのメリット・デメリットを解説いたします。
木を根元付近から切り倒し、その場所から木をなくしてしまう方法です。
木の主幹(一番太い幹)の頂上部分を切り落とし、それ以上高くならないように成長を止める方法です。2m程度の管理しやすい高さまで切り戻します。
「とりあえず隣への迷惑を止めたい」「自分でやるには伐採は怖すぎる」という場合は、まずは「芯止め」で樹高を2m以下まで下げることを目指すのが、現実的なDIYの落とし所です。

「自分でやってみよう」と決めた場合、次に考えるべきは道具です。安全に作業するためには、それなりの装備が必要です。「家にあるもので何とかする」のは事故の可能性を高めます。ここでは、必須道具と、業者に依頼した場合とのコスト比較を行います。
高い木を切るために最低限揃えるべき道具です。
普通の木工用ノコギリではなく、生木(水分を含んだ木)を切るための専用ノコギリを用意してください。刃がカーブしているタイプ(カーブソー)は、引く力が強く働き、太い枝もザクザク切れるのでおすすめです。
地上にいながら高い場所の細い枝を切ることができる道具です。3m〜5m程度伸びるタイプがあれば、脚立に乗らずに作業できる範囲が広がり、安全性が高まります。ただし、太い幹は切れません。
これが最も重要です。絶対に、室内の電球交換などで使う「4脚の脚立」や、壁に立てかける「ハシゴ」を使わないでください。
基本的に庭の地面は土であることが多く、凹凸があり不安定です。4脚の脚立は不整地ではガタつきやすく、転倒リスクが非常に高いです。業者が使う「3脚(足が3本)」は、不整地でも安定しやすく、樹木に近づいて作業ができる構造になっています。
ホームセンターで小型のチェーンソーが売られていますが、脚立に乗ってのチェーンソー作業は、業者でも緊張する危険作業です。
足場が不安定な状態でチェーンソーを使い、万が一「キックバック(刃が跳ね返る現象)」が起きれば、避けることは不可能です。顔や首を切る重大事故につながります。
DIYでの高所作業は、必ず「手動のノコギリ」で行ってください。時間がかかっても、命には代えられません。
「業者に頼むと高いから」とDIYを選ぼうとしている方へ。本当に安くなるのか、一度シミュレーションしてみます。
| 項目 | DIYの場合(道具購入) | 業者依頼の場合(目安) |
|---|---|---|
| 3脚(6尺〜) | 約15,000円〜 | 不要(料金に含む) |
| 剪定用ノコギリ | 約3,000円〜 | 不要(料金に含む) |
| 高枝切りバサミ | 約5,000円〜 | 不要(料金に含む) |
| ヘルメット等安全装備 | 約3,000円〜 | 不要(料金に含む) |
| ゴミ袋・結束紐 | 約1,000円 | 不要(料金に含む) ※処分費別途 |
| 労力・時間 | 休日丸1日〜2日 | 立ち合いのみ(数時間) |
| 怪我のリスク | 高い | なし |
| 合計コスト | 約27,000円〜 |
|
もし今後も継続的に庭木の手入れをするなら道具を揃える価値はありますが、「今回、この木1本だけをなんとかしたい」という場合、実は業者に頼んだ方が安く済む可能性も十分あり、何より安全で確実です。
処分費を含めても、リスクと労力を考えれば業者への依頼は決して高い買い物ではありません。
※重要な注意点
このあと解説する手順は、あくまで「伐採業者が現場で実際に行っている安全手順」を理解していただくための参考情報です。
足元の高さが2mを超える作業を一般の方が実践することを推奨するものではありません。少しでも不安を感じる場合や、2mを超える高さでの作業が必要な場合は、無理をせず専門業者にご相談ください。

それでも「自分でやる」と決めた方のために、業者が実践している「最も安全な手順」を解説します。いきなり根元を切るのはとても危険です。順序を守って作業してください。
まずは木に登る、あるいは脚立を立てかけるためのスペースを作ります。
枝を払い終え、幹だけの状態(あるいは芯止めしたい高さ)になったら、幹の上部を切り落とします。
ここで注意すべきは、「切り落とした幹がドスンと落ちて、家や自分を直撃しないようにする」ことです。ここでロープを使います。
これにより、切った幹が跳ねて予期せぬ方向へ飛んでいくのを防げます。
最後に残った幹を根元から倒します。木を狙った方向に倒すためには、適当に切るのではなく、「受け口」と「追い口」を作る必要があります。
※この工程は、伐採作業の中でも特に危険度が高く、業者でも経験と判断力が求められる工程です。内容を理解することで「なぜ業者が必要なのか」を判断する材料としてご活用ください。
建物や障害物がなく、木全体が倒れても十分なスペースがある方向を見定めます。
倒したい方向の幹に、直径の1/3〜1/4程度の深さまで切り込みを入れます。
受け口の反対側から、水平に切り込みを入れます。
追い口側にクサビを打ち込むか、手で押すと、「ツル」が蝶番(ちょうつがい)の役割を果たし、受け口の方向へゆっくりと木が倒れていきます。

無事に木を切り終えても、そこで終わりではありません。目の前には、想像以上の量の枝葉と幹の山ができているはずです。これらを片付けるまでが伐採です。
多くの自治体では、庭木の剪定枝を「燃えるゴミ」や「資源ゴミ」として回収してくれますが、厳しいルールがあります。
太い幹を細かく切断するのは、伐採作業以上に大変な作業です。
大量の枝木を一気に処分したい場合は、地域のクリーンセンター(焼却場)へ自分で持ち込む方法があります。

ここまで読んで、「自分には難しそうだ」「道具を揃える方が高くつくかもしれない」と感じた方は、業者への依頼を検討してください。ですが、一口に「業者」と言っても、依頼先によって対応範囲や料金が異なります。
※DIYでの限界は2mですが、料金プランとしては3mまでが低木扱いとなることが一般的です。
| 依頼先 | 特徴 | 費用感 | 向いているケース |
|---|---|---|---|
| シルバー人材センター | 高齢者の経験活用。 安価だが、高所作業や危険作業は断られる。 | 安い | 低い木(2m~3m未満)の剪定、 草むしり |
| 便利屋 | なんでも屋。 伐採専門ではないため技術にばらつきあり。 | 中 | 簡単な伐採、処分だけ頼みたい |
| 業者(造園・伐採) | 業者の技術と装備。 高木、難所、特殊伐採に対応。 | 中〜高 | 2m以上の高い木、危険木、 特殊伐採 |
高い木の伐採は、安全管理の観点からシルバー人材センターでは断られることがほとんどです。高い木は「伐採専門業者」に任せるのが最も確実です。
業者に依頼した場合の一般的な相場は以下の通りです。(※処分費別途)
大木の場合、ゴミの量は数トンに及びます。「重量(トン単価)」と「運搬費」で計算されるため、処分費だけで数万円〜10万円以上かかるケースもあります。
木の太さ、枝張り、周囲の状況(重機が入れるか)によって費用は変わります。まずは現地見積もり(無料)を取ることが大切です。
「木の高さ」が同じでも、生えている環境や作業内容によって、業者の見積もり金額は大きく変わります。ここでは、料金に差が出る2つのケース(標準的な作業と高難易度な作業)の内訳を比較してみます。
作業内容:脚立で作業可能、芯止め・枝払い、廃材処分(軽トラック)
| 項目 | 金額(税別) | 備考 |
|---|---|---|
| 基本作業料(3-5m) | 15,000円 | |
| 高所危険作業費 | なし | 脚立で届く範囲のため |
| 重機使用料 | なし | |
| 枝葉処分費(軽トラ) | 30,000円 | 処分単価 20,000円/トン+運搬費 10,000円/台 |
| 諸経費(出張費等) | 10,000円 | |
| 合計 | 55,000円 |
作業内容:高所作業車を使用、芯止め、廃材処分(2tトラック)
| 項目 | 金額(税別) | 備考 |
|---|---|---|
| 基本作業料(5m超) | 25,000円 | 幹が太くチェーンソー使用 |
| 高所危険作業費 | 15,000円 | 電線・家屋近接のため |
| 高所作業車使用料 | 40,000円 | 車両手配・オペレーター費 |
| 枝葉・幹処分費(2t) | 30,000円 | 幹重量・ゴミ量多 |
| 諸経費(出張費等) | 10,000円 | |
| 合計 | 120,000円 |
高さが2m違うだけで、料金が約3倍になりました。 大きな理由は「重機の有無」と「ゴミの量」です。 ケースBのように、安全確保のために高所作業車(クレーンなど)が必要な場合や、太い幹を処分するために大型トラックが必要になる場合は、どうしてもコストがかかります。
逆に言えば、これらは「家や電線を守るための安全コスト」であり、ここを削ると事故のリスクが高まります。見積もりを見る際は、総額だけでなく「どんな機材を使って、どう安全に作業するのか」を確認することが大切です。
弊社は、一般的な伐採だけでなく、他社で断られるような難しい案件の解決を得意としています。
クレーン車や高所作業車が入れない狭い裏庭や、急斜面の木でも、ロープを使って木に登り、少しずつ切って安全に下ろす技術があります。
電線に絡みそうな危険な木の処理(保安伐採)を長年請け負っており、電気設備周辺の安全管理や、高難易度の伐採ノウハウにも豊富な実績があります。
現地調査を丁寧に行い、作業内容と費用を明確にご説明します。追加料金の心配なく、安心してご依頼いただけます。

高い木の伐採は、DIYの中でも危険度が高い作業です。「2m」というラインを超えたら、無理をせず業者の手を借りることが、あなた自身と家族、そして近隣の方々の安全を守ることにつながります。
道具を揃える費用や労力、そして何より「怪我のリスク」を考えれば、業者への依頼は決して高い投資ではありません。
「うちの木は自分で切れる?それとも業者へ依頼すべき?」「とりあえず見積もりだけでも取ってみたい」そのような状況でも構いません。
弊社「北九緑土」は、昭和58年創業の確かな技術と、誠実な対応であなたのお庭の問題を解決します。
無理な営業なども一切ございませんので、北九州エリアで伐採にお悩みの方は、まずはお気軽にお声がけください。